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イタリアいなかまち暮らし

イタリアいなかまち暮らし

カトマンドゥでも中華、和食、洋食。

カトマンドゥでも中華、和食、洋食。

着いて最初に飯屋を探した瞬間、縦長の赤い旗に「ラーメン」の文字・・・これはやられましたね。即効飛び込んだ。ラーメン、むっちゃおいしかった。Feel like homeとはこのこと。相方は「日本で食べたどのラーメンよりおいしい!」とべた褒めでした。場所は「シエスタハウス」とかthorong peak G.H.というゲストハウス郡への小道を曲がる手前。聞けば日本食レストラン「桃太郎」の、ラーメンなどの軽食に特化された支店らしい。スタッフは全員ネパール人だった。2回目に行ったときはかつ卵とじを頼んだけど、これもアニールモモはなんだったんだ、これが本当のカツだよ~って感じ。しっかり出汁の効いた汁だった。

桃太郎本店も行った。ホウレンソウの白胡麻和えがすごくおいしかった。ちゃんとゴマがペーストになってた。相方「こんなん作ってくれたことないなあ。ホウレンソウのゴマ和えって言えば、しょうゆかけてゴマかけておわらしとったなあ」。ギク!
かなりの期待で納豆を頼んだが、粒が大きくて糸引きが少ない・・・なんかこれ私が以前イタリアで作った納豆とそっくり・・・いや、以下かもしれない。結局日本の普通の納豆のようにおいしくならなくてあきらめた納豆作り。手間隙かけた手作りも、プロの大量生産にはかなわないってこともあるんだなーと改めて考えさせられたあの日・・・。ちょっと思い出してしまった1品だった。

和食「おふくろの味」も行った。夫はなんとステーキを頼んだ。ふつう、ステーキ頼むか?日本食レストランで?風邪がぶり返してたらしく、「風邪のときは味のついてないただ焼いただけのシンプルなものが欲しくなる」って。焼いただけって、それ思いっきりイタリア人の嗜好やん。普段食生活にイタリア人らしいところを見せない奴だけに、はー、人間、風邪引いたら故郷の味に帰るねんなー、私は風邪引いたときうどんが欲しかったけど、こいつはステーキかー、と妙に感心した。(ちなみにやつは風邪真っ最中のときは何も食べなくて人を心配させる)。でもステーキはおいしかった。水牛かもしれかなったけど、そんなに硬くない。ついてきたステーキソースはちょっといまいちだった。
私は鍋焼きうどんを食べたけど普通においしい。
納豆はここでも同じものだった。誰やこんなへたくそなもの作ってあちこちに売ってるんは。
と思ったのと同時に、なんか、これらの日本食って、結局イタリアの家でも作ろうと思ったら作れるものばっかりだなー、とくにローマで食材買って帰った直後とかは、余裕だなー、と思ってしまってちょっと興味がうせてしまった。

しかし今度はローマでも食べられない和食に走る!

安宿街からは遠いけど「ヒマラヤそば処」。ネパールで取れるソバ(穀物)で日本のソバ(麺)を打つ店。行ってみると高台のホテルの庭にあって、オープンエア席もあった。そばもさることながらこの「一方を向くとカトマンドゥ中を見渡す景色、逆を向くと花咲き乱れるガーデン」というロケーションは最高!

ソバ屋庭

ソバ屋展望

冬だけどまあ戸外でも食べれる気温で、かなり印象深いさわやかな昼食をした。日本でもこんなところでそばを食べれる機会はないだろう。(日本庭でそば、はあるかもしれないが)
天ぷらそばのほかにとろろを単品で頼んだ(とろろ単品はメニューにないのにわざわざつくってくれた)のだが、とろろはやっぱり・・・期待しないほうがいい。

もうひとつの日本料理「VANVAN」に鴨鍋を食べに行った。何せ夫は鴨とダックに目がないが、「なぜ日本料理に鴨があることを今まで隠してた」って、いや、鴨鍋って日本でもなかなか食べる機会ないし、高いし。
貸しバイクで行ったけどちょうど停電中(毎日停電してた)で、あたり一帯真っ暗でなかなか見つからなかった。なんとか人の指差す方向を追って着いたけど、普通の家みたいでまた間違えたかと思ったけど、門がわざとっぽく開いてたので入ってみたらそのお店だった。

中も普通の家の居間みたいだった。ほんとに鍋が来るのかなーと信じられなかったけど、ちゃんとコンロとガスボンベが来て、生野菜、出汁の入った鍋、そして鴨が来た。

鴨鍋

かなりいけた。あっという間に平らげた。雑炊とかないのかな、そこまでないだろなと思ったので今度はぼたん鍋を頼んだ。そしたら二つ目のコンロが来て、ぼたん鍋の用意が始まったときにウエイターさんが「鴨鍋に入れるソバ、忘れてました。ゴメンナサイ」とそばを持ってきてくれた。おいおい。
結局鴨鍋のソバ、ぼたん鍋はなんとか食べれたけど、ぼたん鍋のソバは残してしまった。ぼたん鍋もおいしかった。

中華はロンプラに乗っていたchang cheng restaurant(確か漢字表記が「長城飯店」)。桃太郎に近く、同じ通りの反対側の列にある。ホテルの中にあって半信半疑で入ったけど、これはすごい。客はみんな中国人で、料理も真の中国の味、量まで中国と同じで、どんぶりにどかーんと出てきて、「げ、ほんまに中国や」と笑ってしまった。しかしこんなだから中華は大人数で行くのがいい。15人ぐらいの団体が大きなテーブルでたくさんのおかずが乗ったターンテーブルまわして食べてるの見て、「あの団体にもぐりこみたい」と思ってしまった。
とにかく久しぶりの本物の中国の味を堪能した。前菜の焼きダックが特によかった。

中華のダック

野菜炒めも。焼きそばはあっさりしている。ちょっといけてなかったのがどんぶり入りどどーんの豆腐料理。四川料理だから辛すぎ!(当たり前か)本場の中華が好きな人にはお勧め。

ステーキハウスのK-tooの肉は水牛だった。まあ悪くはないけど。もう一つのステーキ「ヒマラヤンステーキレストラン」は本物の牛らしいが、なんとなくロンプラの書き方がけなしてるような感じで行かなかった。だって「カトマンドゥまで道のりの後は何でもおいしい」とか言ってるんだもん。まあ当てにしちゃいけないと思いつつ、また懲りずに、ロンプラの褒めてるアイルランド料理Kirloys(K-tooの同系列)へ。シチューはまあこんなもんかって感じ。夫も、「まあこんなもんだよ、イギリス料理って」。

また、そこらの洋食レストランで、前から試したかった「外国のビーフストロガノフ」を食べてみた。試したかったと言うのはビーフストロガノフもカレーと同じく「日本のストロガノフの解釈」と「東ヨーロッパのストロガノフの解釈」がぜんぜん違っていて、そのほかの国でもまた違ったものになってくるらしく、とにかく日本以外のものがどうなのかみてみたかった。結果は・・・やっぱりぜんぜん違いますね。なんか細切れ肉のクリーム煮っぽかった。しかしそれが、その店独自の解釈か、ネパール共通なのか、イギリス系なのか・・・それはわかりませんでしたが。

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